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2008年2月 4日 (月)

白い死

★キーワード
手のひら・血・白いワンピース・水・救急車

★ストーリー
手のひらに大きな傷があり、そこから血が流れ滴り落ちているのに気付く。昔の傷口が開いたんだな、と。大したことなさそうで、そのうちに止まりそうな感じなのに、血は確実に流れ滴り、止まる気配を見せない。次第に手が白くなっていく。
ふと気付くと、水のはられた浴槽に横たわっている。身体を起こそうとするが動かない。全身が真っ白に血の気をうしなっていた。着ていたワンピースが水を吸って纏りついて気持ち悪い。血は流れ続け、ワンピースを染めていく。

個室の中。洗面台のなかに置かれた腕。血は止まらない。ぐったりと壁にもたれかかっている。部屋の外から知人(知らない女性)二人がドアを叩いて呼び掛けている。「もう、三時間もトイレにこもったまま…」と知人。あぁ、わたしトイレにいるんだ。「救急車呼んだけど」「どうする?トイレ壊す?」。その言葉に大事になってしまっていることを知る。精一杯、力を振り絞って「鍵、開けるから…」と答え、腕を伸ばして、なんとか鍵を開ける。知人二人がドアの向こうに立っていた。

救急車に運ばれるわたし。病院までは、もたないな、と感じた。車内のベッドに移されるわたし。救急隊員が、わたしの顔を覗きこみ酸素マスクをかけてくれた。

その救急隊員の顔が、

田村正和だった。

(……どっから降って湧いたんだ?田村正和さん)

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